東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2012年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2013年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2013年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2013年度の目標 >> 済生会川口総合病院

済生会川口総合病院 活動報告・2013年度の目標

H24年は、手術件数707件(ESWL、前立腺生検、RPを含む)であった。当科の特徴として、癌関連手術が年々増加し、結石、BPHなど両良性疾患の手術が減少傾向にあり、特に局麻下の手術は非常に少ないことである。これは、疾患の選択と集中の結果であって目指している方向に着実に進んでいる。手術の内訳は、癌関連手術189件のうち、腎腫瘍手術(腎摘、腎部分切除)22件、うち内視鏡下手術14件、腎尿管全摘除術9件、うち内視鏡手術9件、鏡視下副腎摘出術7件で鏡視下手術は30件に増加した。上部尿路は鏡視下手術への移行が年々進んでいる。一方、前立腺全摘除術28件、膀胱全摘除術9件は今なお開放手術であり今後の課題となっている。TURBTは90件で昨年とほぼ同様であった。良性疾患では、前立腺肥大症に対するTURPは26件でさらに減少傾向にある。

本年度は、ホルニウムヤグレーザーの購入が決定した。今後、fTUL,HOLEPを開始予定で今年度は、良性疾患の強化を図りたいと考えている。

スタッフは、医局のご援助により5人体制(龍治、菊野、角山、福田、松本)で診療にあたり充実したものとなった。本年は4人に減員となるが、充実した教育体制となるようさらに検討したいと考えている。

全国済生会泌尿器科医会が発足し3年目となる。昨年は、総会とともにスキルアップセミナが開催され、膀胱全摘、前立腺全摘などの各施設での施行方法などの紹介や新潟済生会では、HOLEPの実際のセミナーもおこなわれ、全国の大学での術式の違いや達人の技術を学ぶ機会となった。また、人事交流も盛んとなり当院のHOLEP導入に際し、指導をお願いする予定である。

再来年には、新館が建設される。医局の新設、ICUの充実などさらなる発展が期待され、当院で研修される方にはさらに恵まれた環境となると思われる。

龍治 修

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