東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2021年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2022年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2022年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2022年度の目標 >> 済生会川口総合病院

済生会川口総合病院活動報告

2020年は済生会川口に着任して6年目でした。3月まで西村紘一先生、森山郁美先生、根本侑樹と4人で活動、4月から西村先生、森山先生の交代で坂本鉄男先生、萩原鮎夢先生にきていただきました。

2021年はコロナ2年目となりましたが、無事1年を終えることができました。

このコロナ渦でも地域の内科の先生方のPSAやエコーでの検出、また近隣のお一人で泌尿器科クリニックをされている先生方からの紹介に支えられそれほど手術件数を減らすことなく診療ができました。また、秋以降のコロナ感染の減少した時期には久しぶりに健診を受けた患者さんが多く受診されました。並行して、健診を受けていなかったせいか進行癌が多かった印象です。

2019年は8月にダビンチXを導入でき、2020年はRALP71例RALC14例RAPN2例でした。2021年はRALPは55例と停滞したものの、RALCは17例と増加。RAPNも15例と軌道にのりました。週最大で4件ロボット枠はあるのですが、ラパロで施行する腎、腎尿管全摘に枠がとられるため、ロボット手術件数の総数としては上限だと思います。あとは1日2件するかですが、4人の常勤医では厳しいかと考えています。非常勤医師の増加などを検討しています。

学術的にも本院、東医療センターのデータに入れて頂き石山先生、石原先生、根本先生達の活躍のお陰で5報共著者にいれていただきました。感謝申し上げます。次年度は当院の強みであるbiojetや尿管狭窄に対するダブルステンティングで当院としての論文をだしたいと思います。また市民健診としてPSA健診の導入、および東海大学の小路直先生との共同研究として前立腺癌の局所治療の導入も検討中です。

女子医大の関連病院として前立腺癌を中心に泌尿器悪性腫瘍、尿路結石症を中心に多くの症例をこなしながら、初期研修医のトレーニングと当院のオリジナルデータの報告をしていければと思います。今後とも宜しくお願い致します。


2021年目標振り返り

  1. ロボット支援腎盂形成術の安全な導入 ⇒ 2021年3月に達成
  2. ロボット手術の2割増加 ⇒ 87例(2020年)、87例(2021年)と未達
  3. 論文作成:当院の強みであるBiojet生検の内容でできれば2報 ⇒ 当院独自の論文は無し、共著は5報、未達
  4. 川口市民健診へのPSAの導入の土台作り;議会、患者会へのアプローチ ⇒ コロナ禍にて未達
  5. Biojet/Hifuを利用した前立腺癌局所治療の試験的導入 ⇒ Biojetデータの共同研究は論文投稿中、局所治療は未達

2022年目標

  1. ロボット手術の2割増加
  2. 論文作成:当院の強みであるBiojet生検、ダブルステンティングの内容でできれば2報
  3. 川口市民健診へのPSAの導入の土台作り;議会、患者会へのアプローチ
  4. Biojet/Hifuを利用した前立腺癌局所治療の試験的導入

橋本恭伸


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