東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2007年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2008年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2008年度の目標6.業績目録7.あとがき

1. はじめに

はじめに

就任2年目も終わり、3年目に突入することとなりました。昨年は前立腺腫瘍センター、女性排尿障害センターが本格的に活動し始めました。前立腺癌の初診症例は年間200例を超えるようになり、昨年8月にはラパロ前立腺全摘除術の施設認定も受けることができ、週1例のペースで症例を積み重ねています。女性排尿障害センターも比較ゆっくりではありますが症例の増加が認められ、女性OAB患者に対する臨床治験も順調に進みつつあります。
今年は新しいESWL装置、レーザー破砕装置も導入され尿路結石センターも設置の予定です。これまでの倍の症例、緊急症例にも対応できるようにしてゆきたいと考えております。
また当科の基本である腎センターとしての活動では、腎移植に関しては国際共同研究の主要施設として研究をリードし、国際的にも第一線を引っ張ってゆくようなプロジェクトが進行中です。更に研究面では基礎研究が更に進みつつあり、今年は新たに研究面を担当する人材も増え、今後2−3年のうちに大きな成果が期待されます。
また腎腫瘍関連では症例の増加に伴う臨床研究の充実と共に徐々に論文発表も充実しつつあり、今後の発展が期待されます。RCCに関しては今後は東医療センターの中澤先生と共にグループとして多症例を集積し重要なデータの発信が出来るようになる日も近いと考えています。
一方、卒後教育についてはもっとも力を入れてきたところでありますが、Urology Forumなど一定の成果を挙げつつあるものの、まだまだ不充分と言わざるを得ません。カンファレンスの充実を図るべく新しいスタイルのカンファレンスに改善していこうと考えております。後期研修医を対象としたレクチャー、後期研修医によるミニレクチャー、病理スライドカンファレンスなども行う予定です。
さらに、医局全体の方向性も考え直す時期になってきていると考えています。医局、同門会を融合した形のグループの新規立ち上げを考えております。これにより有機的に結合しグループ全体がまとまり、「よりよい医療をすすめ、よりよい泌尿器科医を育てる」というビジョンに向かって進んで行けるようになると確信しております。
2008年5月
田邉 一成

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