東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2011年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2012年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2012年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2012年度の目標 >> 東京都保健医療公社大久保病院 泌尿器科・移植外科

東京都保健医療公社大久保病院 泌尿器科・移植外科 活動報告・2012年度の目標

昨年の4月に大久保病院に赴任してもうすぐ1年になります。当初は朝から歌舞伎町の中を通って通勤することに慣れませんでしたが、今では全く気にならなくなりました。

大久保病院は歌舞伎町にある304床の病院です。以前は都立病院でしたが、現在は、東京都と東京都医師会により設立された東京都保健医療公社により経営される公社病院です。病院は18階建てで、1〜8階までが受付、外来、検査室、手術室、医局などで、9〜15階が一般病棟、ICU、透析室、16〜18階は看護師さんと研修医の寮になっています。移植外科病棟は透析室のある9階で、腎臓内科との混合病棟です。泌尿器科病棟は15階にあります。

当科の変遷はH21年に移植外科を開始するにあたり尾本先生が赴任され、翌年には戸田先生が赴任されて泌尿器科・移植外科で2名体制となりました。現在、泌尿器科・移植外科は腎臓内科と一緒に腎センターの所属となっており、腎尿路系疾患の診療治療を連携して行っています。

生体腎移植は、当初は月に1例のペースで始めましたが、現在は月に2例のペースで行っています。術前外来評価、レシピエントの術前透析管理、周術期管理、移植腎生検などを腎臓内科と協力して行っています。

一般泌尿器科はTUR-BT、TUR-P、尿路結石治療としてESWL、TULなどの小手術が中心ですが、最近では、大学の協力で腎部分切除術や後腹膜鏡下腎摘除術も行っています。

大久保病院は大学と比較すると小さな病院ですが、各科の垣根がなく、ちょっとしたことでも簡単にコンサルトでき、また、どの科の先生も快く対応してくれるので、とても働きやすい病院です。大学と比べると手術件数は少ないですが、外来患者数、泌尿器科処置(膀胱鏡、尿管stent留置、腎瘻造設など)は十分ありますので、自分で診察・検査を行って治療方針を決めた症例の治療効果および経過を自分でみていくことが勉強になると思います。昨年度は大久保病院で研修中の4人の研修医のうち3名が泌尿器科を選択してくれて、そのうちの2名(柴原先生と和田先生)が入局となりました。

H24年度は地域関連病院との連携を強化して泌尿器科腫瘍の紹介患者数の増加するように努力したいと思います。また将来的には生体腎移植も月に3例行うことができるように体制を整えていきたいと思っています。

今後ともよろしくお願いします。

白川 浩希

[ 前のページへ戻る ] [ ページトップへ戻る ]

Copyright (C) The Society of Urological Disease at TWMU All Rights Reserved.