東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2022年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2023年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2023年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2023年度の目標 >> 東京女子医科大学附属足立医療センター

2022年度足立医療センター泌尿器科活動報告

2022年1月に足立区に移転してから1年あまりが過ぎました。外来、病棟、手術室なども、ようやく慣れてきました。また院内コンビニエンスストアも12月にようやく開店して、すこしずつ病院らしくなってきました。足立区のクリニックの先生方からもかなり紹介をいただく様になり、足立区の地域医療拠点として受け入れていただけているものと考えております。おかげさまで外来収益、入院収益とも着実に増加しており、2021年との比較でも12%の増加を示しております。

一番感じているのはPSA高値のご紹介を多くいただく様になったことです。2022年の前立腺生検数は160件に増加しました。以前から日立アロカの超音波装置によりMRI同期生検を行っておりましたが、2022年から保険請求もMRI同期としてできるとのことで収益増に直結しております。生検数増加のおかげで新規前立腺癌患者数も増加し、2022年のロボット前立腺全摘も55件に増加しました。そのため現在のDa Vinci1台では手術待機期間も3ヶ月近くになってしまうため、現在もう1台を購入していただけるよう上層部に御願いしているところです。それによって現在全くできていない、根治的腎摘除、腎尿管全摘などもロボットでできるようになってくることが期待されます。

私が当院へ赴任して以来、医局長として泌尿器科を支えてきてくれた土岐大介先生が退局し、井口先生のところへ異動しました。今後の移植医療などをどうするかなどいろいろと大変ですが、残ったメンバーで頑張っていこうと思います。あらたに堀内俊秀先生が新医局長として、来年から始まる働き方改革への対応含め、すでにいろいろな仕事に対応してくれております。とくに昨年からは基幹施設として研修プログラムを申請しておりましたが、昨年12月にようやく承認され、今年から当院として募集できるようになりました。当院の初期研修医2名が泌尿器科に大変興味を持ってくれており、本院でも足立医療でも女子医大泌尿器科グループの加わってくれることを期待したいと思います。

2023年はコロナの影響も減ってくることが期待されますが、まだ海外の学会へいくには時期尚早のような雰囲気もあります。2024年からは以前のような往来ができるようになることを期待しつつ、2023年は国内学会への積極的な参加を医局員ともに促して行きたいと思っております。

近藤恒徳


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