東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2022年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2023年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2023年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2023年度の目標 >> 東京女子医科大学八千代医療センター

八千代医療センター活動報告

八千代医療センターは千葉県八千代市にある500床規模の大学附属病院で、特に救急及び母子周産期医療に特化した急性期病院です。泌尿器科としては泌尿器科悪性腫瘍と腎移植が多いですが、結石や排尿障害などの良性疾患や救急対応もあり、バラエティーは豊富です。

現在、木島佑先生、関戸恵麗先生、長坂直樹先生、山下かおり先生そして私の5名で日々働いています。木島先生は日常診療に忙殺されながらも、学会発表や論文執筆を精力的にこなし、研修医の指導も熱心にされており、科長の私も頭が下がります働きぶりです。関戸先生は初期研修で勝手知ったる病院なのですぐに馴染んでくれ、コロナ後は他科医師とのコミュニケーションが取りにくい状況でしたが、その辺りを上手にやってくれるおかげで、円滑に診療が進んでいます。後期研修医向けのレジナビにも参加してくれ、女子医大泌尿器科の魅力を熱く語ってくれました。診療に忙しく、試験勉強が心配でしたが、専門医試験も無事合格され、ホッとしています。長坂先生は今や当科の顔として院内でも認知され、手術に外来にと大活躍で、今後、女子医大泌尿器科の大きな力となってくれるでしょう。山下先生は院内の排尿ケアチームやICTにも所属されて、泌尿器科だけでなく病院に対する貢献も大きいです。また泌尿器科のムードメイカーとして後輩を優しく指導してくれています。また、1月より講師に昇格されました。診療はもちろんのこと、今後教育、研究にもさらに力を発揮して頂けるものと期待しています。

診療面では昨年に引き続きCOVID19の対応にも追われる日々ですが、幸い当科では誰一人感染する事なく今日まで経過しておりますが、昨年夏以降、2名の移植患者さんを失いました。大半は軽症で経過する中、中等症以上で入院となる患者さんも一定数いるため、自宅療養させていても注意が必要です。また、職員離職に加えて、Covid19感染による出勤停止などで、病院スタッフは減少しており、手術枠制限及び入院患者数の制限がかかっているためやりくりが大変ですが、待機時間をできるだけ短くするように努めています。手術件数は若干減少していますが、後期研修医には十分な執刀、周術期管理を学べる機会を作っています。

教育、研究面では、学会は現地参加が増え、積極的に発表をしてもらっています。できれば全員が、じっくり学会に参加して勉強していただきたいのですが、何せ人員が少ないため、無医村にならないようにやりくりして学びの機会を持っていたくようにしていきます。

2年ほど前から当科を希望される臨床実習の学生さんが増えており、初期研修医も昨年は増え、来年の研修医も順調です。当科ローテーションを希望する研修医も増えそうですので、少し明るい兆しがあります。とはいえ病院としてはしばらくは厳しい体制が続くと思われます。当科ではしっかりと診療、教員、研究が遂行できるように今年も頑張っていきたいと思います。

八千代医療センター 乾 政志


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