東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 講演会一覧設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2024年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2025年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2025年度の目標6.業績目録7.あとがき

4. 東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2025年度の目標 >> 女性骨盤底・排尿機能センター

2024年度 女性骨盤底・排尿機能センター

本年度も沢田勇吾先生にご指導頂きながら多くの症例を経験させていただくことができました。骨盤臓器脱手術ではロボット支援下(または腹腔鏡下)仙骨膣固定術やTVM手術、膣閉鎖術、腹圧性尿失禁に対するTVTやTOT手術、間質性膀胱炎や陰唇癒着症、尿道憩室の手術など行いました。当院ならではである腎移植後の方の症例も数例経験させて頂きました。昨年度に比べ近隣のクリニックや関連病院からのご紹介もいただけるようになり、患者様の数も徐々に増えてまいりました。講演会や学会活動も積極的に行い、少しずつ認知度も上がってきているのではと期待しています。初診の患者様がご自身でホームページを調べ、女性泌尿器科医を求めて遠方から受診される方も多いです。長年誰にも相談できず悩まれている方も多く、改めて患者様への寄り添う診療の大切さを実感しております。医師の診察だけでなく排尿ケアチームとの包括的な関わりも積極的に行っております。チームの看護師たちは昨年度に続き学会活動に積極的に参加しました。また、新しく泌尿器科病棟看護師がチームに加入し、来年度はさらに活動を強化する予定です。

ウロダイナミクス検査は鈴木万里先生にご指導いただきながら若年の神経因性膀胱や前立腺肥大症や生体腎移植術の術前排尿機能の精査も行いました。ご指導頂けることで難しい症例への理解も深めることができ勉強させていただきました。また関連病院からも排尿機能評価のためにご紹介いただく機会も増えました。

本年度は私が病棟班長を務めさせて頂き、多くのことを経験させて頂いた反面で思うように女性骨盤底・排尿機能センターへの活動ができなかった部分もあり歯がゆい思いもしました。ご迷惑おかけすることも多くありましたが、沢田先生をはじめ多くの先生方に支えて頂きながらどうにか無事に1年を終えることができました。ありがとうございました。患者様をご紹介いただきました先生方にも御礼申し上げあげます。

来年度はより診療知識・手術技能を向上させ、後輩への教育や受診のハードルを下げる広報活動など、更にパワーアップした活動ができるよう全力で取り組む所存です。

今後ともご指導何卒よろしくお願いします。

森山郁美


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