東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 | 講演会一覧 | 設立趣意書 | 会則 |
■ 2024年度年報 |
| ホーム | 1.はじめに | 2.医局構成・新入局員紹介 | 3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計 | 4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2025年度の目標 | 5.関連および協力施設 活動報告・2025年度の目標 | 6.業績目録 | 7.あとがき | |
4. 東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2025年度の目標 >> RCC研究 |
2024年度 RCC研究 活動報告 RCC研究の担当をさせていただいて3年目となりました。今年度は”性別が免疫チェックポイント阻害剤 (ICI)の効果及び腫瘍微小環境に与える影響を明らかにする論文”がCancer Immunology, Immunotherapyにアクセプトされました。さらに、新たな研究として、”ICIの効果及び腫瘍微小環境が組織型によりどのような違いがあるのか”に焦点を当てて論文作成に取り組んでおります。こちらの研究につきましては、2024年度中にsubmitできるように準備を進めております。上記二つの研究はいずれも、臨床データと臨床検体の解析データを組み合わせて作成したもので、臨床データの解析は石原弘喜先生が精緻な解析を行ってくれました。また根底には豊富な臨床症例数に支えられたもので、これまで当院のRCC診療に係わられた諸先生方に大変感謝申し上げます。今後も論文化を進めていけるよう尽力して参ります。 次に科研費獲得についてですが、2024年度は1本の科研費獲得(近藤恒徳先生、基盤C)にとどまる結果で目標の達成はできませんでしたが、ここ数年着実に科研費獲得ができるようになってきており、今後は中規模以上の予算についても獲得を目指していきたいと考えております。 今年度導入を目標としていました空間解析については達成には至りませんでしたが、一方で組織から核を抽出し遺伝子発現解析を行うsingle nucleus RNA sequence (snRNA-seq)の導入を行うことができました。こちらは星薬科大学エピゲノム創薬研究室の牛島俊和先生、Liu Yuyu先生に多大なサポートを頂き、条件検討の末最初の解析が終了しました。snRNA-seqを用いることにより研究が飛躍的に発展する可能性があり、今後はより力を入れていこうと考えております。 今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 【2024年度の目標】
【2025年度の目標】
福田洋典 |
[ 前のページへ戻る ] [ ページトップへ戻る ] |