（1）活動報告

2024年4月1日に骨盤底機能再建診療部に就任いたしました。かつて東医療センター泌尿器科に勤務していましたので、17年ぶりに古巣に戻ってまいりました。赴任が決まったのが3月15日であったことから、初代部長の巴先生が大きくされたお店は一旦閉店という流れになっており、患者さん「0（ゼロ）」からのスタートでした。有難いことに徐々に新規紹介患者さんや戻ってくる患者さんが増えて来ております。今後は近隣で開業されている同門の先生からも患者さんをご紹介いただけますと、大変嬉しく思います。手術件数も4月0件、5月1件、6月2件とゆっくり成長し、12月には6件まで増えて来ました。本年5月には骨盤底では初めて二年次研修ローテーションの希望もあり、創設15年目を迎える骨盤底機能再建診療部が一層発展できるよう尽力いたします。

2023年4月から野々村前理事長のご尽力で日本泌尿器科学会に女性理事が誕生し、光栄なことに初代女性理事の一人として活動させていただいております。2025年の4月までの任務を全うさせていただきます。女性代議員枠も創設されましたので、日本泌尿器科学会のジェンダー平等が進むようサポートしていきたいと強く思っています。全国医学部長病院長会議の男女共同参画推進委員会委員、また、癌治療学会、排尿機能学会、泌尿器腫瘍学会、腎癌研究会、日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会などで代議員や委員会委員としての活動を継続いたします。

学外では、公益社団法人日本女医会の会長を務めており、年4回の公開講演会の開催、年1回は地方での女性医師との交流会を開催しています。第70回日本女医会定時総会は私の所属している神奈川支部が中心となって5月に横浜で開催いたします。加えて10月にはエジプトのカイロで第33回国際女医会議が開催され参加予定です。また、国際婦人年連絡会の世話人（共同代表）も任期中で、本年は5年毎に開催している「日本女性大会」の大会長の人も仰せつかっております。医療のみならず社会に貢献する活動も継続して参ります。

（2）目標

外来患者数・手術件数を増やす
新しい医局員を獲得する
さまざまな社会貢献を継続する

附属足立医療センター　骨盤底機能再建診療部
部長・准教授　前田佳子