東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 講演会一覧設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2024年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2025年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2025年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2025年度の目標 >> 川島病院

【川島病院活動報告】

2023年度途中より徳島大学泌尿器科前教授の金山博臣先生、国際医療福祉大学熱海病院移植外科前教授の唐仁原先生が着任され、本格的に新体制となった2024年度でありました。

4月からは中里先生、香川大から可児先生が赴任され、中里先生にも赴任早々から外来始め業務の多くを担っていただきましたが、覚えの速さ、優秀さと熱意が素晴らしく随分と助けていただきました。個人的には専門医試験の年でありましたが、学年が上がるごとに手術や術前から外来の移植のマネジメントなどで担う責任も増え、それなりに忙しく働けたかと思います。

腎不全、アクセス特化の当院ではありますが、ロボット手術をはじめとする泌尿器科手術も件数を増やし、生体腎移植も昨年度は3件行いました。また2023年に当院では10年ぶりの献腎移植を行いましたが、本年度、2年連続で献腎移植を施行しております。

献腎移植は移植ネットワークとの連絡、患者のマネジメントに加え待機候補の調整など慣れないことばかりの上に上司が学会で誰もおらず、さらに手術が専門医試験当日というハードな状況でした。おまけにレシピエントが3枝病変であることが発覚し手術前日にPCIを行うなど大変なイレギュラーもありましたが、反省を踏まえ大変良い経験になりました。

試験当日は東京からトンボ帰りをするはめになりましたが、帰った時には全て終わっており、学会から戻りPCI後で血まみれの手術を執刀していただいた唐仁原先生、同じく慣れないながらも手術をマネジメントしていただいた中里先生には感謝に堪えません。

欲を言えばもう少し泌尿器科の手術症例が増えればと思いますが、今度前立腺アクアブレーション導入を検討しており、前立腺手術はじめ件数を増やせればと思います。

唐仁原先生、水口先生、金山先生といった錚々たる先生方にアクセス手術、ロボット手術のご指導をいただけることはとても得難い経験でありました。

腎不全や透析を診療するということは少なからず地域に寄り添うという側面があり、ささやかながらも医師の本懐を感じております。今後もお力添えいただければ幸いです。


【目標】

  • 英語論文
  • RARPプロクター取得、単純な腎摘症例の完遂、大腿グラフトなど非定型なアクセス手術の独り立ち

宮坂 嶺


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